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2008年 02月 29日
2月25日の月曜は朝からオッフェンバッハのクリングシュポール博物館で会議、そのあとメンバー全員で夕食を一緒にして、電車を使って帰宅したのが夜の10時近くになった。
26日の火曜日は、いつもどおり7時半に出社。ほんのひと月くらい前までは朝7時半はまだ暗かったし、帰宅の夕方5時ころは日が沈んでいたが、今は朝7時半でも明るく、夕方も帰宅の時間が真っ暗になることはなくなってきた。前日遅かったので、息抜きに会社を4時に退社してみんなで買い物でもするか、と由美子の運転する車で Nordwest-Zentrum ショッピングセンターに行った。私はコートでも買うつもりだったが、何件か見たけど良いのが無くて5時過ぎにはもうあきらめた。そのかわり由美子がニットのアンサンブルを買った。もう一件いってみよう、と由美子がすすめるので Kaufhof(デパート)に入り、一人で男物のコートなど見ていた。由美子は近くで女物の服を見ていた。それが5時半ころで、夕食をショッピングセンターのどこかで食べて帰ろうということになっていた。 突然、周りの電気が全部消えた。停電だ。由美子がすぐ近くにいた。「子供達は?」「下の階のおもちゃ売り場のはず」 店内は非常口の上の小さな蛍光灯がついているから真っ暗にはならない。薄暗い店内をエスカレータのほうに歩いていくと、停まったエスカレータを周平と京平とが真顔で歩いて登ってくるのが見えた。 「これなんて言うか知ってる? テイデン。Stromausfall。君たちも家の中で懐中電灯で遊んでないで、こういうときに持っていれば良かったな」と、ドイツにきて停電は経験したことがないのに言葉だけはなぜか知っているので、ちょっと得意になって子供に言った。まだ日没の時間ではないので、店の外の方が明るい。店の外(といってもガラス張りの屋根のあるショッピングモールの中)に出た。周りの店も全部電気が消えていて、人がショッピングモールの通路に出てきている。一瞬だけ電気がついたが、また消えた。周平が「上を見て!」と言った。ガラス張りの屋根が開いて、通路にスクリーンのようなものが広がっていた。防煙のためにそんなふうになるのかと思った。 騒いだりする人もなく、火事とかではなさそうだ。館内放送とかは全く無くて静かだった。もう用はないから夕食はやめて帰るかと駐車場に行こうとしたら通路に人が大勢並び始めている。これも貴重な体験だから、ショッピングセンターの様子をぐるっと見ることにした。こういうとき、エレベータはどうなってしまうのか、とショッピングセンター中央のガラス張りのエレベータを見にいった周平と京平が、中に3人閉じ込められていたと言った。周りの人は何もできないらしく、閉じ込められている人に向かって肩をすくめていたそうだ。駐車場への通路がすいてきたので、みんなで地下の駐車場に行ってみたら、非常灯しかついていなくて薄暗い。自家発電用の非常用モーターが動いているらしくてうるさかった。でも料金の精算機だけはちゃんと動いていることがわかった。車に乗り込もうとしたら、近くに車いすの黒人男性が一人でエレベータの前にいたので、「お手伝いできることがありますか」と尋ねた。その人は来たばかりだったらしく、「何があったんですか」ときいてきたので、「しばらく前から停電なんです。エレベータも動いてないと思います」と言った。「停電?」「信じられないですよね、まったく」などと笑いながら言っているうちに電気がついたらしく、エレベータが動きはじめて、扉が開いて人が普通に出てきた。それを見届けて「それじゃあ楽しい夕べを」と言って別れて車に乗り、ショッピングセンターの外に出たら警告灯をつけたハシゴ車が停まっていて消防署の人が見えたので、火事か?といってショッピングセンターを後にした。車の中で、停電についていろいろ話をした。うちにあるマンガ『サザエさん』で、「ていでんだ!」といって状況がドラマチックに変わる展開があるけれど、それを子供達は今回初めて体験した。私も最後に停電を体験したのはいつだか覚えていない。30年くらい前? 子供の時は新潟市ではよく停電があった。とくに雪の降る冬が多かったと思う。ろうそくがいつも手の届くところに置いてあった。新潟市は最近はそうでもないけど、昔はよく膝の上まで降るようなことが多かった。 (翌日、会社で昼休みにインターネットでニュースを調べたら、26日の原因は Herrstraße にある変電所らしく、負荷がかかりすぎてその辺一体が約20分間停電になったらしい。Uバーン(地下鉄)も止まったそうだ。エレベータの中に閉じ込められた人は5分後に救出されたと書いてあった) 27日の水曜日は周平が友達 Henry と待ち合わせて初の自転車通学。さんざん由美子が心配していたのを、大丈夫だよと言ってなだめて、朝7時に地下のガレージまで私がついていって(ドイツは鍵社会で、夜や早朝は鍵がないと自分のアパートの地下のガレージにも入ることができない)周平を送り出す。 由美子の知り合いがいま日本に一時帰国中で、その人にちょっと頼みごとをしている。私がクレジットカードで日本の通販で買う画材を、ドイツに戻るときに持ってきて欲しいという話がついていて、その人は神奈川県川崎市にいる。私がインターネットで買うときに、客の名前と同時に便宜上日本の住所を入力することになるので、由美子に許可を得て川越の由美子の実家を「お客様住所」とした。「お届け先」には帰国中の O さんの住所を入れて、届けてもらう日時を O さんの都合に合わせて27日の午後6時としておいた。確認のメールも月曜に画材店からあって、安心していた。 午後に由美子から会社に電話がかかってきて、川越に荷物が届いたという。「お客様住所」のほうに間違って届けられてしまった! 帰国間近の O さんの都合を考えると28日に届かないと困る、でも日本だと最近は東京都内なら即日配達もあるから大丈夫だろう、などと由美子と相談した。川越の荷物は画材店に送り返せばいい。東京にあるその画材店に電話したら営業時間を終えて留守番電話になっていたので、メールとファクスで、届け先を間違えられて困っている、ということを書いた。 会社帰りに由美子と買い物をしにいった。うちでいつも使っている液状ハンドソープが残り少ないので新しいのを買おうとして由美子が手に取って、「あれ?」というので見ると、真ん中がポカッとあいている。透明の容器の中に、熱帯魚かイルカの絵がプラスチックフィルムに印刷されて入っているはずだが、それが無かった。不良品といえばそれまでだけど、魚が逃げたみたいで面白いから、手に取ったのとちゃんとしたのとあわせて2つ買った。 ![]() 間違いは誰にでもある。日本でもどこでもおこる。ドイツだとちょっと多いけど。それにどう対処するか、またその間違いから何か学んで改善するかどうかが大事なんだけど、ドイツじゃなかなか改善しないよねー、などと言っていた。 2月28日、朝5時前に起きてメールを確認すると、画材店のメールで、丁寧なお詫びの言葉と共に28日に届けると書いてあった。起きてきた由美子に、「ほら、東京から川崎でも即日配達できるんだよ。日本はすごいな」などと言っていたら、朝食後にまた画材店からメールがあって、その画材店の人が直接川崎まで出向いてお届けしたと書いてある。由美子が Oさんに電話したら、菓子折を二つ(Oさんとうちの分)をお詫びのしるしに持ってきて丁寧にお詫びを述べたそうだ。菓子折はともかく、直接行くあたりは日本だなあ、とさすがに感心して、いっぺんにその画材店の印象が良くなった。今度の会議で、うちの社長や社員にそのことを言おうと思っている。 由美子は最近、知り合いから借りた日本のドラマにハマっている。私は、仕事のことも含めて、自分の周りのことがドラマより面白いと思っている。仕事の方では、ほとんど毎日、新しい壁を破っていくような感じがしている。
by akobayashi_dnikki
| 2008-02-29 07:50
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