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2007年 02月 26日
2月19日の「バラの月曜」は小学校は休みで、20日の火曜日には、授業は無いが学校に仮装していく日。周平はネクタイを締めて「店員」のつもりで行った。京平は大好きな「おまわりさん」に扮していった。午後、周平のドイツ語個人レッスンの後でカーニバルの行列を見にいってまたお菓子をもらってきた。こないだのフランクフルトのとは大違いで、袋にどっさりあって数えたら100以上あった。その日の晩は、食事しながらみんなが学校でどんな仮装をしていたのか聞いた。周平のクラスの女の子はバラエティに富んでいて、チアガール、掃除のおばさん、金持ちの婦人、蜘蛛女、赤ずきんちゃんなどがいたらしい。周平によれば担任の先生は海賊だったということだが、朝学校に焼いたパンを差し入れに行く途中、由美子がそれを見てタヌキだと思ったそうだ。一年生の京平の女の子はたいていがお姫様で、京平の担任の先生はカウボーイだったということだ。
いよいよ来週に迫った引越の準備。まずアパートの保証金の振り込み。うっかり忘れるところだった。ベットはいろんな家具屋に見にいって気に入ったのが見つからなかった。けっきょく、転居先のアパートの現在の住人 R さんが使っているのが良いので、日曜の晩に同じベットをオンラインで注文した。500 ユーロを超える買い物はカードでの支払いができずに、業者に口座番号を教えてもらって振り込みに行った。郵便を転居先に届けてもらう手続きもオンラインで済ませた。転送の手数料がかかるとは知らなかった。転送の期間6ヶ月で15.20ユーロ。 そうやって引越のチェックリストの項目が一つずつ片づいていくと嬉しい。 周平の進学希望校届けを今週やっと受け取った。こないだ10日の現地小学校での面談以降に担任の先生が渡してくれると思っていたのがなかなか来ないので、何か問題があってその用紙を周平がもらえないのかと思ってさんざん心配したあげく担任の先生にメールしたら、先生が面談の後で渡すのを忘れただけだったと分かって、呆れたけど安心した。志望校を書いて一段落。周平はここにきてテストでも良い点を取るようになってきた。地理についてのSachunterricht のテストが水曜に帰ってきて、一番良い1がついていた。先生にもほめられたそうだ。 22日の木曜は京平が Pablo の家に遊びに行く予定が入っていて、由美子が連れて行く予定だったのだが、身体のだるさでダウンして周平が代わりに連れて行った。私が家に帰ると上のアパートの人がものすごい音量で音楽をかけていて、ベットに横になった由美子が苦笑していた。じきに収まったが、ちょっと前も夜中の2時半に音楽がかかって怒鳴り声がして目を覚ましたことがある。隣の夫婦も時々そういうことがある。別に悪い人たちじゃないんだけど、ドイツ人は夫婦げんかをするとそうなるのかな? まあこのアパートももう少しで出るんだし苦情とかは止しておこう。由美子が容態は悪くはないが起きられないので、みんなの夕食をサッと作ってから、小走りでバス停に向かってその晩からスタートする私のドイツ語市民講座に行った。昨年は前期に文法、後期に会話をとったので、今回は手紙などの書き方を選んだ。生徒はみんなで10人くらい、ほとんどが東ヨーロッパの国の出身者で、若い女の人ばかり。学生さんもいる。数分間くらい続けてドイツ語で早口でしゃべる人が何人もいるので、私なんかはその10人の中で一番下手なんじゃないかと思ったら、早口の人は綴りを間違えるから書き方を習いたいのだそうだ。実際に授業で綴りのテストをやるとそういう人は間違える。言葉の覚え方には二通りあるのかなと思った。私は綴りはほとんど間違えないが、しゃべるのが遅いし下手。日本語でもしゃべりは下手なので、ドイツ語でそれ以上になるはずがないと開き直っている。書体デザイナーで私の友達ヨアヒムさんにいわせると、書体デザイナーは単語の綴りを間違えないそうだ。それは当たっていると思う。綴りを間違ったときは単語の形がおかしいからわかる。書体デザイナーの頭は単語を輪郭の形で覚えるんだと思う。授業が8時半に終わってバスを待つこと25分、それに乗って家に戻ったのが9時半近かった。由美子はどうやら持ち直した様子。 23日の金曜日は前から会社に休暇の届けを出していた。庭の水仙が咲き始めた。午前中に市役所の届け出をしようとして用紙を出したら、それは引越の後で出すものだと言われた。次の予定の電話の移転手続きは無事済ませて、そこまではよかった。午後は Ikea で家具などを選んでその場で注文して来る予定だったが、京平が学校から戻ってきたらぐったりしていて、熱を計ったら38.5度ある。ドイツでは「熱がある」というのは正確に38.5度以上をいう。ベットに横になって起きられないので家具選びは止めにして、かかりつけの小児科に行く。医者に行く前にもう一度計ったら39度になっていた。京平は一人で歩けないので、車からは京平をおんぶして医者に入る。ドイツの医者では抗生物質など出さないのが普通なので、いつもどおり解熱・鎮痛剤 Paracetamol の座薬だけの処方箋を書いてくれた。しょうがないから夕方から本の整理。要らない本を土曜日の日本人学校の古本交換会に出すため。 家具選びは土曜日の朝一番にすれば午後の日本人学校までに間に合うと思ったが、土曜日も京平の熱は下がらない。家具選びは取りやめ。引越一週間前だが、何もできない。由美子が言うには、金曜も土曜も添い寝していた京平が夜中に部屋の一点をじっと見つめては泣き出すので恐かったそうだ。京平は日本人学校を休ませようと思っていたが、昼前に持ち直して冗談も言うくらいだったのでいちおう学校に連れて行った。古本交換会に出す本を布の手提げに3袋あるので由美子一人では無理だから持っていく。京平の担任のアサミ先生に事情を伝えて出席させたが、机の上に突っ伏したままになっているとアサミ先生が知らせてくれて連れて帰る。その晩は周平の日本人学校の仲良しの G さんの送別会に家族揃って参加する予定が、京平と私はキャンセルして家にいることにした。京平はリンゴジュースをときどき飲む以外は寝ていた。 25日の日曜は朝から土砂降りで、雨が鎧戸を叩く音で目が覚めた。これは昼過ぎにのぞいた晴れ間の、うちの庭の水仙 "Tete Tete" 。去年ベルギーの旅行にいったときにデパートで「花の妖精」が配っていたのをもらって帰って植えていた。 ![]() 追記:京平は月曜の午後にはすっかり回復して、宿題もやり終えて他にすることがないのでしゃべりっぱなしらしい。由美子が「元気すぎて困る」と電話してきた。
by akobayashi_dnikki
| 2007-02-26 07:59
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