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2007年 01月 03日
12月29日の朝は気持ちよく晴れていた。10時50分発の急行 ICE 277 号に乗って約4時間でスイスの首都ベルンに到着、市電に乗り換えてホテルに着いたのが午後3時半ころ。ホテルは夏の出張の時泊まったノボテル。市電の停留所の目の前にあるというのが、うちの子供達にとっては「5つ星ホテル」の条件なので、たまたまその時泊まったホテルがそうだったからここにしたという単純な選び方だ。近くのショッピングセンター Wankdorf Center に歩いて行かれる距離なので、買い物をしに出かける。由美子が真っ先に靴屋に入って、私が選んだ靴を由美子も気に入って買う。そのあと周平に時計を選ばせて買う。黒のスウォッチで、秒針が赤い。スーパーマーケットで、以前私が買ってとても気に入ったジャスミン茶入りの Cailler のチョコレート、子供達が大好きな飲み物 Rivella やチーズなどを買い込む。31日は日曜だし、スイスは1月の1日と2日とが休日なので店は開いていないからだ。ドイツと違って、買い物が気持ちいい。どの店も店員が笑顔だし、スーパーマーケットで開いているレジの数が多いので客が並ばなくて済む。ドイツでは8人くらい並ぶのは当たり前で、行列ができていても店員が自主的にレジを開けに来ることはあまりない。夕食を Coop レストランで食べてショッピングセンターを出ると霧が出ていた。テレビでニュースを見たら、同じドイツ語でもスイスのドイツ語は発音が違うので内容を聞き取ることがほとんどできなかった。
![]() これは30日の朝、ホテルの窓からの眺め。この日は一日乗車券を買って市電とバスで市内見物。ベルンの町の真ん中にある時計塔 Zytglogge を見てゆっくり歩いて、Aare 川の上の橋を渡って丘からベルンの町を見た。屋根の上にはうっすら霜が降りている。 ![]() 31日は画家パウル・クレーの絵を観に Zentrum Paul Klee までバスに乗っていく。開館とほぼ同時に入って、まず下調べしておいた「Creaviva」という工作の体験教室に周平と京平とを入れた。インストラクターの女の人は、私達がドイツから来たと言ったら Hochdeutsch (高地ドイツ語、ドイツで主に話されている)で説明しましょうと言ってくれた。スイスの人は3ヶ国語くらい話すのはあたりまえみたいな感じだ。その日の体験教室のテーマは、天使の絵を描いてそれを提灯にするというものだった。参加者は他に2人の計4人、私達は教室の外で2人の様子を見ていた。その後で入場券を買って展示を観る。展示の点数は思ったより少なかったが、普通の美術館と違って回廊式でなく、ひとつの大きな部屋についたて状の薄い壁が何枚もあってそこに絵が掛かっているという見せ方なので好きな順序で観ることができた。美術館のカフェでお昼を食べたあとで半地下の遊び場で周平と京平が積み木で遊んでいたら、他の子供も集まってきた。写真を撮るため外に出たら、子供が二人自転車で連れだって遊びに来るところだった。遊びに来るだけ、とか体験教室だけ、という地元の子供も多いようだ。明るくて開放感のある美術館という印象だった。夜はホテルの部屋に戻って窓から外をながめていたら、近くで年越しパーティみたいな催しがあったらしく(翌日ホテルのウェイターから聞いた)、市電から若者たちがたくさん降りてきた。暖かいので半袖やノースリーブの人もいた。夕方でも10度近くあったと思う。私と由美子と周平が12時まで起きていて花火の上がるのを見てから寝た。 1月1日は、電車に乗って山を見にいく予定だったが、朝から土砂降りで風も強いので美術館 Kunstmuseum に行くつもりだった。しかし美術館に向かう途中で周平と京平がケンカになり、京平が転んでズボンの膝から下がずぶぬれだ。周平も頑固に謝らないので美術館行きはやめて午前中はたっぷりお説教になった。しかたがないのでバスに乗って暖房で京平のズボンを乾かして、結局一日中バスや市電でのベルン市内巡りにした。お昼は、由美子が一日目に見つけて行きたがっていたレストラン Altes Tramdepot で食べたが、値段は高いのに料理はいまひとつで、付け合わせのポテトフライばかり多かった。 1月2日に、ベルンから急行 ICE で Interlaken Ost、Lauterbrunnen と電車を2回乗り継いで Wengen (標高1274メートル)まで行った。電車が急勾配を上っていくのを子供達は一番前の座席で見て喜んでいた。あいにく天気は雪時々曇りで、アルプスのパノラマというわけにはいかなかったしユングフラウ山も見られなかったが、それでも遙かに下の家々を見ることができて充分スイス気分を味わった。子供達は景色はどうでもいいらしく、雪の上を走り回ったりかまくらみたいなものをつくったりしていた。図書館で借りたガイドブックに出ていたレストラン Da Sina でお昼を食べてまた一遊びして、夕方前に山を下りて、帰りも急行 ICE のなかで冗談で大笑いして帰る。 ![]() 3日にまたショッピングセンター Wankdorf Center に歩いて行って由美子に腕時計を買う。1時過ぎの急行 ICE で約4時間乗ってフランクフルト中央駅に着いたのが5時過ぎ、途中で夕食を買ってバスで家に戻ったのが6時半。京平は家に入って真っ先に大事なクマのぬいぐるみに「帰ったよー」と挨拶していた。いつもパジャマの懐に入れて寝ているくらいだから旅行にも連れて行くのかと思ったがそうでもない。そういえば、うちの引越が決まったことを話したら、引越というものが良く分かっていない京平は「クマちゃんは今の家に置いていくの?」と聞いていた。
by akobayashi_dnikki
| 2007-01-03 22:39
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