カテゴリ
以前の記事
2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 お気に入りブログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2006年 12月 28日
25日の朝、私は前日遅くまで起きていたのでゆっくり寝ていたら7時ちょっと過ぎに周平が起きて、クリスマスツリーの下にプレゼントがあるのを見つけた。京平もその声で起きて、目をこすりながらプレゼントの包みを開けてみると、京平は前に「欲しいものリスト」をポストに入れていたのでその通りの Lego Racer のレースカーとピットのセットが入っていた。周平の包みに入っていたのは、ドイツ語の小学生用の百科事典だった。「たまには本でも読め、ということだろう」と言った。周平は今年の後半は学校で先生に呼び出されるなど良くなかったので最初からプレゼントは諦め気味だった。Weihnachtsman (サンタさん)は良い子にしか来ないからだ。リストさえ書かなかったし、16日の土曜日に由美子と周平と京平でショッピングセンター Nordwest-Zentrum に行ってリストをポストに入れる時も長い列ができていたので周平だけ並ばないでブラブラしていたそうだ。
由美子から聞いたが、その日は Weihnachtsman が夕方6時までいて、直接彼に話をしてリストを渡すことができる日だったので混んでいた。Weihnachtsman あてのリストをポストに入れるだけでも行列に並ぶので、6時ギリギリに並んだ由美子は、仏頂面で列の整理をしていた天使から「あなたの前でおしまいよ!」と言われたが「ポストに入れるだけで良いんです」と言って並んでいたら Weihnachtsman が京平の番まで待ってくれて願いを聞いてくれたそうだ。Weihnachtsman は言い伝えによるとフィンランドの人だから優しいのだろう。由美子が「天使のおネエちゃんが恐かった」と言っていたが、その天使はドイツ人に違いない。ドイツでは無愛想は当たり前で、夏祭りだろうがクリスマスだろうが客を笑顔で迎えてくれる人は少ない。店員が何かしているときに下手に声をかけると、「待ってろ」とかいわれる。レジで早く支払いを済ませて次の用事に移りたいときも、レジの人が周りの片づけ(今すぐ必要でなさそうなことでも)を始めたら、それが終わるのを待たなくてはいけない。それでも由美子によるとワールドカップ以降、愛想のいい人が少し増えたそうだ。サービス向上の兆しか? 周平も24日の夜になって「欲しいものリスト」を書いたが、さすがに前日では遅い。由美子と私からは、周平に黒いスポーツタイプの腕時計、京平には映画『Cars』のキャラクターの入った目覚まし時計をプレゼントした。周平は私達からの腕時計を涙ぐんで喜んでいた。その日の晩は料理人の T さん一家がうちに遊びに来て、伊勢エビなど材料を持ってきて料理をしてくれた。美味しい料理をたくさん食べて満足だった。 27日の昼は京平は仲良し Patrick の家に遊びに行ったので由美子と周平とでフランクフルトの寿司屋まで行ったが冬の休業期間だったので由美子が知っているベトナム料理店まで粉雪の降る中を歩いて行った。生春巻きが美味しかった。帰る途中でに気づいたが周平が腕につけていた新品の腕時計の文字盤から細い針金が飛び出てきて引っ込まない。腕時計を選ぶときに、あまりにも安いものは避けて「2年間保証」と書いてあるのを買ったが、けっきょくおんなじだ。ドイツで何か買うと、問題のあるのが多い。2年前くらいに周平の誕生日にプレゼントしたおもちゃは大事な部品が最初から入っていなくて使えなかったので、それもすぐ返品したのを思い出した。何を買ってもレシートはしばらくとっておかないといけない。飛び出した針金を由美子が元に戻そうとして指をつついてしまったので、せっかく気に入っている時計だけれど28日に返品しにいった。レジで聞いたら、店舗の奥に Information & Service の窓口があるからそこに行ってくださいと言われて、大きく書かれた「サービス」の言葉で少しは丁寧な扱いを期待したが、普段より無愛想に扱われただけだった。周平には、「明日ベルンでスウォッチを買ってやるからな」と約束した。後味の悪いドイツの年末の買い物だったが、その後図書館に本を借りに行って、月ごとに変わる図書館の子供向けのクイズ(図書券が当たる)の用紙に記入したのを京平が渡しそびれて困っていると、いつも親切な係の人がわざわざ京平のところまで取りに来てくれた。笑顔で挨拶して気持ちよく家に帰る。明日の朝急行 ICE でベルンに向かうので、これから支度をしなくては。
by akobayashi_dnikki
| 2006-12-28 21:08
|
ファン申請 |
||