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2006年 12月 04日
最近、会社ではドイツ語と英語の他に日本語も話すようになった。アルバイトのダニエル君が来年の2月から東京で働くことになったからで、実は私も彼の就職先を探すのをちょっと手伝ったが、そこでは採用が決まらずに彼が自力で探したデザイン事務所に落ち着いた。こないだ私が日本に帰ったときに彼にお土産としてポケット版の東京地図をあげた。彼はその就職先が決まる前から日本語を習っていて、けっこう熱心なので、なにか手伝ってやろうという気になる。会社でデザイン的な指示をするときや挨拶なども日本語にしてください、と頼まれたのでそうしている。書体デザインの印字物のチェックでも、「ここは、少し、太く」とか「これは、傾きすぎ」とかゆっくり指示している。面白いのは、ダニエル君が仕事を私に頼むときに「コバヤシさん、これこれしてください。ありがとう」と言うことで、ドイツ語だと「前もってありがとう」という意味で確かにそう言うんだけど、それは日本語にそのまま置き換えても変なので、「お願いします」という言葉を教えた。ある時ダニエル君が、退社するときに「行ってきまーす」と言って帰ろうとしたので、「それは違うぞー」と引き留めて、「お先に失礼します」を教えた。言葉を置き換えただけではうまくいかないところが難しいし、そこがまた面白い。
私も Bad Homburg 市の市民講座でドイツ語を今年の2月から毎週習っていて、ここで一気に上達したいんだけどなかなか伸びない。日本でおととしくらいに買った独語・日本語の電訳機のちょうつがい部分が壊れて使い物にならなくなったので、こないだ日本に帰ったときに新しいのを買うつもりだったが、電器店に入って値段を見たら4万円近くしたので買うのをやめて、ちょっと前に本屋で買ったまま使わずに置いてあった独語の辞典を活用したほうがいいと思った。その辞典は難しい独語を優しい独語で解説してある。むかし英語の勉強をしていたときも、英英辞典を使うようになってからできるような気がしてきたので、これで上達できればいいなと思う。ドイツ語の授業で、自分の以前住んでいたところについて話す時間があって、私は東京について話した。新宿にいた頃のアパートの広さとか家賃とかを話したら、けっこう期待通りの反応が返ってきた。それより、グルジア(ドイツ語ではゲオルギエン)とかウクライナから来ている20代の女の子達が、幼稚園ではレーニンのバッジを着けさせられていたこととか、ソビエト連邦からの独立直後に黒くてカチカチのパンを買うのに数時間並んだとかの話のほうが興味深かった。 周平は現地小学校での成績が最近良くない。こないだ Sachunterricht のテスト で3をとってきた。その時は「穀物」について習っていたが、授業でちゃんと聞いていなかったので、前もって復習しておくべきだった部分を勘違いしたらしい。来年の進学にひびくから今度のテストではちゃんと1をとるんだぞ、と言い聞かせた(ドイツでは6段階評価で1が一番良い)。ところが今回のテストの範囲は「性教育」で、学校では避妊具の役割やその使い方なども教わってきたらしい。小学校4年生です。けっこう本人もその気になってめずらしく真剣になってテストの前日の木曜の晩に細かいことをいろいろ調べていて、子宮の各部の名称とかを真面目に覚えようとしていた。一卵性双生児と二卵性との差はどこに出るか、とかも。由美子と顔を見合わせて、「適当に切り上げろと言うわけにもいかないし弱ったねー」と言った。他の成績が大して良くないのに、性教育だけ1ってどうなのかねー。まだ1をとるかどうかわからないけど。 12月3日の日曜は、古い町のクリスマス市を観にいこうと、「マインの真珠」と呼ばれる Miltenberg まで1時間かけて家族でドライブしたが、期待したほどではなかった。ビデオカメラの充電の残量が数分しかなくて、デジタルカメラにもカードを入れるのを忘れていったので映像はほとんど撮れなかったが、惜しいと思わなかった。1時間で引き上げて、別の町 Aschaffenburg のクリスマス市を歩き回って帰った。車の中で、音楽の代わりに、私も会社で聴いていて仕事中に笑ってしまう Janosch の子供向けのお話をかけたら子供が大笑いしていた。こないだ見にいった新しいアパートはけっきょく他の人に決まってしまったので、気長にまた良い物件を探そうと思う。
by akobayashi_dnikki
| 2006-12-04 09:16
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