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2006年 07月 24日
7月16日午後3時にフランクフルトを出発して、同日夕方にグランカナリア島(スペイン領)に着いた。そこでほとんど海とプールでの一週間を過ごして7月24日月曜の早朝に休暇から戻る。23日の夜7時に出発の予定だった帰りの飛行機が4時間遅れたため、朝の4時にフランクフルトに着く。家族全員日焼けしている。
初めていくグランカナリア島は、景色が黄土色だった。乾いていてヨーロッパで見かける樹木らしいものはまったくない。サボテンやそれに近い奇妙な植物ばかり。あとでホテルで調べたら降水量は夏が月間1ミリ、冬が3ミリ程度で、つまり年間を通してほとんど晴天らしい。実際、滞在中の一週間は朝のうち薄曇りの日が一日会った以外は晴天だった。砂浜の砂の色が真っ白でなく黄土色っぽくて、どことなく新潟の砂浜に似ている気がして由美子と「これは船江町海岸かな?」といって笑った。海は風が強く、日中は心地良いが朝方はちょっと肌寒いくらいだった。海には冷たくて入らなかった。 ホテルの近くを散歩していて、近道するため空き地を通り抜けようとしたら妙な植物や虫を見かけた。「うわーなんだこりゃ」とかいっていろんな角度から写真に納めようとして、近道のつもりがせいぜい30メートルの空き地を進むのに20分くらいかかったと思う。植物にはあまり興味がないのに、この変な植物は見ていて飽きなかった。からからでほこりっぽい地面を這うように広がっていて、枯れたような色をしているが、茎と実らしい部分にびっしり水滴がついている。指で触ると水滴がつく。しかも粘りけはほとんどない。これが朝方だったら朝露かなと思うところだが、散歩したのは夕方の6時。この水はどうやって集めるんだろう。実らしい部分は紅色になって、そこにも水滴がついているので、まるでザクロの果肉に日があたっているみたいにルビー色に光る。ちょっと離れたところに同じ植物の白い花が咲いていた。花のさしわたしは5センチくらい。 ![]() ![]() ホテルのビュッフェ形式の食事は後半になって飽きてきたけど、果物が新鮮で美味しかったのでスイカやスモモやキウイなどをたくさん食べた。最後の3日間くらいは、食事の半分は果物にした。とくにバナナはよく熟した感じで、果肉がオレンジ色がかっている。普段ドイツで食べている白っぽくて味のあまりないあれはバナナと呼べないなと思った。子供も普段は朝食をあまり食べないのに、ホテルではサラミやハムなどをのせたフランスパンをひとり5切れくらい食べていた。 一週間のほとんどを海とホテルのプールで過ごす。Maspalomas 海岸で波打ち際によってくるエビを追っかけていてビデオカメラを海水に少しつけてしまい、ビデオが3秒くらい録画するとスタンバイ状態になる。乾かしても直らない。日本の両親に海岸のすぐ後ろの砂丘の様子を見せたいので、苦し紛れに3秒ずつつなげるという方法で360度の景色を撮る。 トランプを持ってくるのを忘れたので、スペインのトランプを買う。店の人に「スペインのだよ」と言われたが、せっかくスペインに来たんだから英国式のを買ってもしょうがない、ドイツのトランプも絵柄の雰囲気が違って面白いからスペインのはどんなだろうと思って「これがいいんだ」といって買った。そうしたら雰囲気どころか絵が全然違う。四種類の札があるというのは同じだが、スペードとかハートとか単純にシンボル化されているのでなく、「棍棒」「剣」「杯(壺?)」「金貨」の絵と数字が書いてある。しかもクイーンにあたる札がないから男ばっかり、英国式より四枚少ないわけだ。 ![]() 私と私の家族は、旅行に行くと必ずすることがある。まず、バスや市電など、その町の公共交通を使って町の中を見る。そしてそこの土地の人が利用する市場やスーパーマーケットでじっくり見て回って買い物をする。タクシーで点から点への移動より町の様子が分かって面白い。ときどき乗り継ぎが悪くてとんでもなく時間がかかったりするけど、それでも面白さのほうが勝つからやめられない。リスボン(2002年)でもサンパウロ(2003年)でもマヨルカ島(2004年)でも、ブリュッセルとアムステルダム(今年)でもそうした。とくにリスボンで狭い家並みの間をぬけて走る市電とマヨルカ島のガタガタ道を猛スピードでとばすバスはまるでテーマパークみたいで忘れられない。一人で乗ったモスクワ(2001年)の地下鉄は、字が読めないから駅名を覚えられないし発音できなくて、だれにきいても英語が通じなくて間違って反対方向の電車に乗ったりしてけっこう緊張したけど、いま思い出すとやっぱり面白かった。 グランカナリア島に来てから四日目の水曜日にMaspalomas 市営のバスに乗って町に出かけた。ホテルのフロントの人もバスを普段利用しないらしく、バス料金などあまりハッキリしたことがわからない。いちかばちかで、バス停で待つのを覚悟で家族全員で行ってみた。時刻表を見て、約30分くらい待ちそうなことがわかったが、10分ほど待ったところで予定外の市営バスが来て、片言のスペイン語できいたら町に行くというので家族全員で乗る。料金は合計3ユーロ15セント。市営バスだが、中でけっこう大きな音でラジオがかかっている。乗ったときにかかっていたのがクイーンで、そのあとがフランク・シナトラという選曲はスゴイと思った。町の中心部に入り、フロントの人にすすめられた Yumbo (ジャンボと読むらしい)ショッピングセンターに行ったけど、私の新しい水着を買っただけで、見て回るうちにいかにも「観光客目当て」っぽいのが鼻についてきたのでそこを出る。前もって見当をつけておいた別のショッピングセンターに向かって歩き出し、町の人に道を尋ねながらたどり着く。トイレに入ったら京平が個室から出られなくなった。日本で昔よく見たかんぬき式の錠が中からかかったらしく、京平にそれを説明しようとしてもドアの外からじゃうまく説明できない。京平は自分で閉めたわけじゃないからどうやっていいか分からなくて半泣きになる。結局ドアの下の30センチくらいのすきまから京平をはい出させた。 カフェで軽くお昼を食べて、目の前で搾るオレンジジュースのおいしさに感激する。スーパーマーケットに入ったら、そこはほとんど地元の人専用みたいで、他の場所では通じるドイツ語は通じなかった。プラスチック製の買い物カゴは持ち手が長く、下に車がついていて店内を引きずるようになっていてラクだった。段ボール箱に入ったサボテンの実を見つけたので売り場の女性店員に片言のスペイン語と身振り手振りで「これは生で食べるのか、甘いのか、それなら三つ買いたい」と言って、最初のひとつを私が無造作に手でつかんだら店員が残りの二つを注意深く二本の指でつまんでポリ袋に入れて重さを量ってくれた。そこでトゲに気を付けなきゃいけないと思ったが、その時すでに指に髪の毛より細いくらいのトゲが刺さっていたらしく、レジで痛みを感じてそれに気づいてトゲを抜いた。 買い物を終えて、そのショッピングセンターはバスが通らないのでタクシーでホテルに帰る。タクシー料金は2ユーロ75セントだった。3ユーロ渡したが、ほぼ同じ距離でバスより安いタクシーというのは初めてだった! 部屋でサボテンの実を切って口に入れてみるとかすかに甘さを感じるが、ほとんど種ばかりで食べるところがなかった。そのあとホテルの近くの娯楽施設で遊んだ。そこで子供二人はエアーホッケーと玉突きをはじめて体験してけっこう興奮していた。 最終日も海へ行き、ゆっくり散歩して昼食を海沿いのレストランで食べる。焼きイカを注文したらすごくおいしかった。由美子が注文したビールは凍ったジョッキに入れられて出てきて、なんか日本にいるみたいだと思う。空港までツアーのバスに乗り、空港に着いたところで帰りの便の出発が4時間遅れになることを聞かされた。空港でゆっくり食事してトランプで遊んで時間をつぶす。午後10時半に搭乗開始になり、遅れのくわしい理由を機内で聞かされる。点検で機器の不調が見つかって2時間半遅れ、フランクフルトの空港が騒音防止条例のため午前1時から4時まで着陸できないから到着時間を午前4時過ぎに変更せざるを得なかった、ということだった。フランクフルト空港からタクシーで家に着いたのがあたりが明るくなり始めた5時で、荷物を解かずに2時間だけ眠った。7時半に起きるため目覚まし時計を久しぶりに使った。京平が幼稚園の遠足に絶対行きたいというので8時少し前に起こして大急ぎで幼稚園に連れて行き、出発の時間8時15分に間に合った。普段は始まりが9時なのに、今週は「森へ行こう」週間だそうで、いつもより集合時間が早いんです。京平が眠たがってやっぱり休むと言うかなと思ったらまったく普通で元気に自転車をこいで私と一緒に幼稚園に行った(由美子によると帰りは疲れてフラフラして何度か転んだらしい)。私は8時20分に出社して、たまっていたメールのやりとりやフォントの修整をしていたら全く眠くならなかった。8月上旬にボストンで開かれる TypeCon 関係のメールが多かった。 由美子が同じアパートのシュナイダーさんや近所の日本人家族にドイツはどうだったか尋ねたら、一週間ずっと暑かったそうだ。昨日のフランクフルトは37度あったらしい。グランカナリア島にいたときにスペインの天気予報の画面を見ると内陸部は40度というのにグランカナリア島は29度くらいだったから、グランカナリア島のほうが涼しい。つまりドイツからグランカナリア島に避暑に行ったかたちになった。 ![]()
by akobayashi_dnikki
| 2006-07-24 22:28
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