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2006年 07月 09日
7月4日は私の46歳の誕生日で、由美子が家でシフォンケーキを作って待っていてくれた。暑い日が続いたのでドイツ式の重いケーキじゃないやつがいいといってリクエストしたもの。ふわっと軽くておいしかった。
7月5日、フランクフルトのとなりにあるマインツ市のデザイン専門学校に講評に行った。そこで書体デザインを授業にとりこんでいる Bergerhausen 教授に招待されてそれを受けたもので、その日はそのコースの学生28人の成果発表プレゼンテーションをするから学生の書体デザインについて講評をしてほしいということだった。うちの社長も同行するということで、私の家の前で待ち合わせた。約束の時間9時ぴったりに来た社長の車に乗り、雑談をしながら行く。前日の準々決勝まではドイツの旗を立てて走っている車がやたらに多かったのに、ドイツがイタリアに負けたから今朝はほとんどいない、といって笑った。マインツには10時15分前についた。教室に入ったらすでに学生は集まっていた。朝から暑く、10時の時点ですでに室内は30度は超えていたと思う。Bergerhausen 教授、Voelker 教授と挨拶をした。書体デザイン実習の内容は、本文用のサンセリフ体を3ヶ月かけてつくるというもので、手本にする書体三書体を各自が選び、その特徴をまず分析してからオリジナルの書体デザインに入るというやりかただそうだ。3ヶ月という短い期間なので、書体デザインの完成度に重点を置いているのではなく、書体デザインに隠されている工夫などいろいろなものを学びとらせるのがねらいだ。 予定通り10時にプレゼンテーションが始まる。人数が多いので、数人のグループ単位での発表だった。もちろんそのなかでひとりひとりが自分の書体について発表する。ひとりの持ち時間は5分くらいと短い。グループごとに講評を私と社長がする。本文用の書体というのが目標だから、私は「ひとつひとつの文字の形の完成度よりも文章を組んだときの単語の形を大切に」とか「いわゆる『グッド・アイデア』を捨てていくことが大切」など本文用タイプデザインの根本的な考えを話した。学生の書体のなかに、すごく良い例があった。ひとつひとつの字形の完成度は良くないのに、本文組の文章は割と読みやすく仕上がっていたので、その点をほめて、字間の調整がうまいからだと言った。その書体をつくった学生は、最初のスケッチをコンパスと定規だけで描いていたのにそれがうまく機能しないことに気づき、だんだん普通の字形に近づいていった経緯も紹介していた。それも良いと思う。書体をつくる途中でいろいろ得たはずだ。 手本にする三書体もわりとみんな似通っていて、硬めのサンセリフ ITC Conduit や FF Meta などを手本に選ぶ学生が多いのが面白かった。今の若者の好みを反映している気がする。 2時間のプレゼンテーションが終わり、教授といっしょに近くのイタリアン・レストランのテラスで食事をする。気温は35度くらいあったと思う。そこでもいろいろ雑談したので社長と一緒に会社に行ったのは3時半を過ぎていた。ちなみにそのレストランは、2000年にライノタイプ書体コンテストの授賞式が終わったあとで受賞者全員が食事に招待されたところでもある。その時は受賞者の一人として来た。6年後にライノタイプのディレクターとして専門学校で講評したあとで同じレストランにくるとは思わなかった。
by akobayashi_dnikki
| 2006-07-09 21:55
| 書体デザインについての話題
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