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2008年 09月 22日
ATypI(国際タイポグラフィ協会)コンファレンスのため、9月16日から21までロシアのサンクト・ペテルスブルグに行ってました。
今回の私は担当は17日、18日の二日間にわたってロシアの学生さんたち14人を相手に書体デザインを教えるワークショップ。これは昨年12月にニューヨークでやったのをマキシムが見ていて、ロシアで同じ事をやろうということで今年初めから計画していました。最初の2日間でワークショップがおわるので、コンファレンス後半は気楽でいいやと思ってたんですが、出発の前々日、14日の日曜日の夜にロシアからメール連絡が入りました。20日の夕方に講演をする予定のエリック・シュピーカーマンが急遽欠席ということになり、その穴を埋めるために私に代わりの講演をして欲しいという依頼でした。大看板のシュピーカーマンさんの代わり、というのはちょっと足がすくみましたが、けっきょく引き受けました。内容はツァップさんとフルティガーさんとの共同作業の話。 プレゼンテーションの用意なんてまったくしていなかったので、15日の月曜に会社で資料をスキャンして画像をとりあえず揃え、火曜日はロシア行きの飛行機の中から画像の準備を始める。最初の2日間はワークショップのほうに集中。学生さんのレベルもなかなか高く、ワークショップの結果は上出来でした。二日目は、仕上がった書体の展示を会場のメインホールでして、満足そうな笑顔の学生さんに囲まれて写真を撮りました。そのあとで、シュナイダーさんの作品が展示されているというカリグラフィ展まで40分かけて歩きました。 コンファレンス3日目は普通に参加してキリル文字について私もちょっと勉強。夕方から夜中まで講演の画像の準備。4日目、講演の当日は朝からホテルに缶詰状態、昼はショッピングモールの近くのパン屋さんで鶏肉とキノコを煮込んだ具が入った平らな肉まんみたいなパンを買ってきてすぐ部屋に戻り、パンを食べながら画像の準備をした。これはそのパン屋で売っていたトルテ。装飾の仕方がドイツやスイスと違っていて面白い。 準備は4時ころ終わって、5時20分からの講演そのものは落ち着いてどうにかこなしました。これは私が講演したのと同じホール。このゴテゴテの装飾がいい。トルテの装飾と共通性があるような気がする。壇上は私でなくジェリー・ケリーさんです。 街を歩くのが面白かった。これはサンクト・ペテルスブルグの表の顔、つまりメインストリートにあるショッピングモールの外側。 5日目、コンファレンス最終日に、社長と同僚のナディンとエルミタージュ美術館まで歩いたけれど時間が遅くて閉まっていた。街をぶらぶら歩いて、そのあと空港へ。フランクフルト空港に着いて荷物が出始めたのが夜9時ちょっと前だったので、これは9時15分くらいにうちに帰れるなと思ったが、ナディンの荷物はすぐ出てきたのに社長のと私の預け入れ荷物が30分くらい待っても出てこない。こないだのトロント空港でそういう目にあっているので、2回連続かよー...とがっくりしていたら、ナディンが「帰りの便だからまだ問題が少なくて良いね」と慰めてくれた。すると、「サンクト・ペテルスブルグからの荷物を待ってるの?」と聞いてくる人がいて、それだったら11番のベルトから16番に変更になった、というのを教えてくれた。16番に行ったけど出てくる気配がない。また11番で待っていると、こんどは別の人が17番から出てきたと教えてくれた。それで17番に行くと私の荷物が一つだけベルトに乗って回っていた。それでも社長の荷物が出てこないのでしばらく待って、社長は私達に帰りなさいといって一人でルフトハンザのカウンターにいった。けっきょくタクシーで私が家に着いたのが10時。 飛行機の旅がだんだんイヤになってきた。こういう時間がなんだかもったいない。書体デザインの時間にもっと時間を使いたい。来年からちょっとコンファレンスを抑えようかな。
by akobayashi_dnikki
| 2008-09-22 15:35
| 書体デザインについての話題
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