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2006年 12月 25日
新しいアパートに今ついている台所や備品などを今の住人 R さんからうちが買い取るかどうかという相談をしにいったのは12月20日で、その日は会社を5時前に退けて周平の現地小学校のクリスマス会に出て、そこを6時半で引き上げて京平を絵画教室から引き取って家に入れてから、電話で約束をしていた7時きっかりに R さんの呼び鈴を押した。名刺を渡したら、R さんの兄弟が15年ほど前にライノタイプで働いていたことがあるそうだ。奥さんの話すドイツ語のアクセントが聞き慣れないなと思ったらスイスのベルン出身だそうだ。年末の休みにベルンに行くんですよ、と言った。その偶然もあって、いろいろ関係ない話もした。娘さんも同席していて、Humboldt Gymnasium の6年生。R さん夫妻はとてもいい人で金額の交渉もすんなりまとまったので、今ついている台所、洗濯機、遮光カーテンを買い取ることにした。台所はほとんど新品と言っても良いくらいきれいに使っていた。8時半に戻って夕食。
21日は4時半に会社を退けて京平のクリスマス会に参加。子供のクリスマスと言えばこの歌、『In der Weihnachtsbäckerei』をはじまりに出し物が色々あって、3番目の歌のペンギンの歌(題名は知らない)の時に Sofian 君がまだ来ていないので、みんな困り始めた。窓の外を Sofian が走ってくるのが見えたので、いま来るよ、と言った。歌が始まって分かったが、みんながペンギンみたいなポーズでよちよち歩きながら歌うその歌では、途中でペンギンがシロクマに追いかけられて逃げ回るところが面白いのに、ただひとりシロクマ役の Sofian がなかなか来ないからみんなが困っていたのだ。Patrick のご両親や Sarah のお母さんとアパートの話をする。Patrick のお父さんに、Dachwohnung は夏は暑くて冬は寒いぞーと冗談半分に脅された。 22日の金曜は私の今年の仕事納め。夕方3時になるとみんな帰り始めるので、私も3時20分頃退けて、家に遊びに来ていたお客さんと話をしてから夕方は由美子の運転で買い物。25,26日はドイツでは祝日に当たり、今年は24日から3日間の連休になるので買い物をしておかないと困ったことになる。休日には店が開いていない。由美子が肉屋に寄るというので牛の薄切り肉とかを買うのに付き合うが、肉の塊を店員さんが店の奥のスライサーで切るので厚みが確認できない。いつもの店員さんでなかったから薄くないかもしれないと由美子が言っていたが、家に戻って包みを開けると「薄切り」は5ミリ厚くらいだった。由美がいつも頼む人はこの3分の1の薄さで切ってくれるそうだ。感覚が人によってまちまちらしい。家の近くまで来てスーパーマーケットにも寄って、他にも牛乳やトースト用のパンなどを買う。土曜日だと混むし品切れになると予想していたのだが、そんなに混んでいなかった。 23日の朝に Friedberg までいってクリスマスツリーを買った後、Bad Homburg に戻って本屋に寄ったら、たまたま目についた子供用の古代ローマについての図解本がタイトルから全て私の書体 Clifford を使っていたので買った。由美子と子供達は日本人学校へ。私は家で台所のオーブン周りの掃除をしていたら、FontShop から『Made with fontfont』というハードカバー本が届いた。FontShop のフォントの使用例と制作時のエピソードが載っていて、私も Clifford について書いている。夕方に学校から戻ってきた由美子からきいたが、日本人学校が12月23日まであることを知らないで日本に帰省する航空券を手配した人が多くて、京平の幼稚部のクラスは15人いるうちの9人しかいなかったそうだ。また、この日に買い物をしにいった人の話では、Toom や Aldi スーパーマーケットは混雑していて牛乳などは売り切れていたそうだ。 24日は、朝真っ白に霜が降りていた。クリスマスツリーに飾り付けをしてから昼過ぎに子供と一緒に散歩に出かける。来年3月に引っ越す予定のアパートを子供達に初めて見せたあと、農地を横切るときに霧が出ていた。京平が今年夏まで通っていた幼稚園の近くの公園を通りかかったら桜が咲いていた。今冬はこれまで暖かくて、身を切るような寒さという日はこれまで無い。家に戻って台所を中心に大掃除。来年の引越に備えて、今から余計なものを減らしていこう。
by akobayashi_dnikki
| 2006-12-25 01:13
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